カテゴリー「音楽」の175件の記事

2019-10-22

都響プロムナードコンサートNo.383

今年度2回目の都響プロムナードコンサートが10月2日(日)サントリーホールで開催された。

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今回は川瀬賢太郎指揮により、【五大陸音楽めぐり②「東からの風、南からの熱」】と題した内容。

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なのだが、プログラムを見て、その真意があまり理解できない。
ともかく、親しみやすい曲であることは間違いなく、いつものように楽しもう。

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(ハープ・アンコール)
ワトキンス:火の踊り


五大陸のひとつオーストラリアを代表してスカルソープという作曲家の《オセアニアより(2003)》。
もともと大阪万博でオーストラリア・ユース・オーケストラが演奏するための曲として書かれた作品で《日本のための音楽》という曲を土台にして作った、と作曲家自身の解説が載っている。
印象的な法螺貝から始まり、オーケストラ全体が巨大な打楽器のようになる。コントラバス奏者は脚を踏み鳴らすということもやっていた。

エジプト行進曲はスエズ運河開通に合わせて出版されたという曲。打楽器で静かに始まりトルコ風の雰囲気で曲が進む。途中で弦楽器のメンバーが「ラーララ」と歌い始める。

アランフェス協奏曲は吉野直子によるハープ版だ。ギターに比べて音量の点で聴きごたえがある。同じ撥弦楽器でもあり、スペイン風の情緒も十分だったと思う。

伊福部昭の「交響譚詩」に続いてボレロ。
何度聞いてもこの曲は魔法のように高揚感を味合わせてくれる。今日の演奏は過剰なグリッサンドは抑えて、全体にスマートに進行していったが、ラストの爆発するような高揚には酔いしれた。剛健な演奏だったと思う。

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2019-09-29

舘野泉コンサート

見附市のアルカディアホールで舘野泉さんのコンサートを聴いてきた。
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コンサートは2部に分かれており、第1部は舘野さんの息子さんのヤンネ舘野さん率いるアルカディア・フレンズ・アンサンブルの演奏でヴィヴァルディの「四季」。第2部は舘野さんの独奏とピアノ協奏曲。

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ピアノ:舘野泉
ヴァイオリン:ヤンネ舘野
指揮:舘野英司
アルカディア・フレンズ・アンサンブル
(特別出演)
チェンバロ:岡田隆之介
ヴァイオリン:亀井傭州
バンドネオン:北村聡
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ヴィヴァルディ:四季
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スクリャービン:前奏曲と夜想曲 Op.9
月足さおり:風の彩
光永浩一郎:サムライ(舘野泉に捧ぐ)
山田耕筰(梶谷修編曲):赤とんぼ
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パブロ・エスカンデ:左手のためのピアノ協奏曲 アンティポダス
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(アンコール)
ピアソラ:オブリビオン(バンドネオン独奏)
月足さおり:なみだ(ピアノ独奏)
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四季は面白かった。ハープシコードを中央に配してだけど、バンドネオンが加わっている。後ほどの解説によるとオルガンの位置づけとのこと。バンドネオン自体はピアノ協奏曲で必須の楽器なので今回参加していると思うけど、四季に加えるとは。弦の音色にうまく溶け込んでいい味を出していた。
また、ソロヴァイオリンがヤンネ舘野さんが務めたわけだけど、聞きなれたイタリアのきらびやかな音色ではなく、フィンランド育ちらしく芯のあるくすんだ落ち着いた音色をしていた。アルカディアフレンズのメンバーもそれにあわせたかのような落ち着いた音色だったように感じた。これはこれですごく新鮮だった。曲の解釈も新しい取り組み方を入れており飽きることがなかった。
ところが、それだけでは終わらない。秋の第二楽章、有名なカデンツアの楽章だけど、通常は弦の和音に載せてハープシコードがアルペジオを奏でる。今日は、なんといつの間に第2バイオリンの方が尺八を持ってカデンツアに加わった。とても面白い。今の季節もちょうど秋に差し掛かろうとしている。日本の秋を想像させる演出だった。

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舘野さんのピアノに移る。
なんといってもその音色にはびっくり。これはベーゼンドルファーという楽器のせいもあるのだろうか。図太く、柔らかく、温かい。左手だけから紡ぎだされるその音色は包み込まれるような演奏だった。

最後のピアノ協奏曲は舘野泉左手の文庫(募金)助成作品ということだ。作曲者のパブロ・エスカンデさんの解説がプログラムに載っていた。「アンティポダスとはスペイン語で「地球の裏側」を意味する。この曲ではブエノスアイレスと琵琶湖のほとりという裏側同士を対比させて全5楽章を作った」という。
左手のためのピアノ協奏曲だけど、バンドネオンが活躍するという面白い曲だった。一番印象に残っているのは最後の第5楽章。大好きなエル・チョクロが思いっきりフィーチャーされていてテンションが上がった。

そしてアンコールがバンドネオンとピアノのそれぞれのソロ。

見附市で舘野さんのピアノが聴けるなんて思ってもいなかったのでとても楽しみにしていたのだけど、「ウイズ・アルカディアフレンズ」の部分でも楽しめたコンサートだった。

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2019-09-22

指揮者 船橋洋介 音楽を語る

見附市の音楽プロデューサーを務める船橋洋介さんのイベントを聴いてきた。
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タイトルは「語る」となっているけど、市内の中学生合同バンドの指導を通して、音楽に関して感じる、考える、きっかけとなるようなイベントだった。
ちなみにサブタイトルは「生きた音楽表現のためにアンサンブルの一体感とハーモニーを感じよう」。
氏は見附市の音楽プロデューサーになってから30年経過するという。

市内の4つの中学校(見附中、南中、今町中、西中)の吹奏楽部から集まった50名ほどの合同バンドが登場。
最初に船橋氏が「チューニングをどうぞ」と言うと、戸惑いつつ全員で音を出した。それに対して基準となる音(今回はクラ2名)を聴いて、それより小さな音で自分の楽器の音程を確かめる、とアドバイス。

南中の小林先生の指揮のもと、1曲目の「アラジンメドレー」を演奏。今日が4つの中学生で合わせるのが初めてだったとのことだけど、ある程度まとまっている。
指揮を船橋氏に交代。いくつかの言葉で生徒たちを導いていく。

「小さく」
「丁寧に」
「フレーズの中で一番大切なところを見つけて、そこを意識して歌う」
「指揮者に合わせるのではなく、今一番大切なことをやっている周りの人によりそう」

とてもためになる。私のピアノ演奏づくりにも取り入れられそうだ。

2曲目、見附中の前山先生の指揮で「アフリカンシンフォニー」。
ステージ上にあったピアノで冒頭のハーモニーを解説し、最後のメジャーに変わる和音を「光が差し込む瞬間」と表現された。生徒たちも納得したのではないだろうか。

次にステージの準備をしている間船橋氏の話があった。
氏は現在仙台で教職の活動もされている。最近は全国の中学、高校で吹奏楽の活動がとても盛んになってきていて、音大でピアノを先行して先生になる人も、いきなり吹奏楽部の指導をまかせられることがある。そんなために、各楽器の基本などもなるべく教えるようにしているとのことだ。

最後がピアノトリオでピアソラのリベルタンゴ。バイオリン、チェロ、ピアノ、息の合った演奏で楽しめた。

テレビ東京の「エンター・ザ・ミュージック」で指揮者の藤岡さんがアマチュア吹奏楽団を訪ねて指導する企画があるが、あれの見附市版みたいな感じのこのイベント、すごく楽しめた。

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2019-07-03

N響名曲コンサート2019 ~夏の多彩な空気を満喫する夜会へ、ようこそ~

幻想交響曲を聴きたくなってチケットを買ったのが、春が訪れようという3月下旬。
いよいよ夏の梅雨空の中、その日がやってきた。

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都響のプロムナードコンサートではいつも訪れているここサントリーホールだけど、平日の夕刻に訪れるのはずいぶん久しぶり。少々蒸し暑く薄明るい、幻想交響曲を聴くにふさわしい雰囲気だ。

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開演まで1時間半ばかり時間があるので、カラヤン広場で開催中のYONAYONAビールガーデンでエールビールを。
これがとてもフルーティーで私好みのビールだった。

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上の写真ではわかりづらいかもしれないけど、イスの背もたれのところに雀が。この枝豆などのおこぼれを狙っているらしい。

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管弦楽:NHK交響楽団
ギター:大萩康司
指揮:井上道義
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シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
(アンコール)ローラン・ディアンス:タンゴ・アン・スカイ
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ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
(アンコール)ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」第2部~妖精の踊り
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Img_2123井上道義の指揮は相変わらずエネルギッシュでビジュアルだ。見ていて楽しい。
大萩康司君、すごく大人になった感じ。安定感抜群だ。
幻想交響曲、フィナーレで感情が抑えられない感じになり涙が出てきた。分かってはいるけどすごい曲だ。

Img_2126いつものサントリーホールだけど、音の印象がずいぶん違った印象だ。
2階の最前列というオーケストラがよく見渡せる席という、視界の影響もあるかもしれなかった。

とにかく、今日は堪能したコンサートだった。

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2019-06-02

都響プロムナードコンサートNo.382

今年度の都響プロムナードコンサートの初回を聴いてきた。

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会場はいつものようにサントリーホール。

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ホワイエにこんな花が飾られていた。今までコンサートに来て、ソリストへの花が飾られていたのって初めてな気がする。

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指揮/アンドリュー・リットン
ヴァイオリン/三浦文彰
東京都交響楽団(コンサートマスター:矢部達哉)
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ロウ(コウレッジ編曲): ミュージカル「マイ・フェア・レディ」序曲
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
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ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 op.95《新世界より》
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今年のプロムナードコンサートは「五大陸音楽めぐり」というテーマで5回に渡って開催される。
今日はその第1回目「アメリカでのヨーロッパ生まれの作曲家」。
1曲目のマイ・フェア・レディを作曲したのはベルリン生まれのロウ。
このミュージカルの名曲をシンフォニックな演奏で聴けて感涙ものだった。サントリーホールにおえる都響のシンフォニックな響きは、過度にならず、でもダイナミックに太い音がする。こういうミュージカル曲を聴くとそれがぴったりはまる。
実は今年のピアノのテーマは「映画音楽」にしている。今日、「マイ・フェア・レディ」を聴いて「君住む街かど」「踊り明かそう」を弾こうと決めた。

2曲目はブルノ生まれのコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。
カミさんが三浦文彰の演奏をべた褒めだった。
アンコールはパガニーニの初めて聞く変奏曲「ネル・コル・ピウによる主題と変奏」から。

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そして、ご存知ドヴォルザークの新世界より。とても引き締まった魅力的な演奏だった。
考えてみると都響を聴くようになったのは、調布シリーズのコンサートで新世界を聴いたのがきっかけだった。
改めて今日聞いてみたら、すごく胴に入っている。みんなのっているというか、安定しているというか、素敵な演奏だった。

前にも書いたことがあるような気がするけど、この曲をコンサートで聴く時は注目する奏者が二人いる。一人はチューバ、一人はパーカッションだ。
こんなにダイナミックな曲想満載の曲なのに、チューバが出てくるのは第2楽章の冒頭と最後の弱音での金管コラールの部分だけ。第1楽章の終わりころになるとおもむろにチューバを構えて、唇や管の温度など入念な準備を始める。けなげだ。
打楽器奏者はもちろん第4楽章の弱音のシンバル。シンバルが出てくるのはここ1か所だけ。やはりしばらく前からこの一発のためにシンバルを持って待ち構えている。シャーンと小さく響かせた後は、しばらく胸の前で余韻を感じているようだ。
でも今日気づいたのだけど、打楽器奏者の方はシンバルだけでなく、第3楽章で大活躍するトライアングルも担当していた。なのでそんなにシリアスに考える必要ななかったようだ。

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今日はコンサートに行く前に、牛込神楽坂の紅茶専門店「The Tea Tokyo」に寄ってきました。
このお店はたくさんのフレーバーティーを提供している。

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何種類かのフレーバーティーを少しずつ楽しめる「MLESNA ティーフリー 」とサンドイッチを注文。
店内は11時の開店時から満席で30分ほど待った。そしてお客さんを見てみると「女子」が9割以上!おじいちゃんは私だけだった。少し居心地が悪かった。

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2019-03-21

ドゥダメル/ロサンゼルス・フィル ジョン・ウイリアムスプログラム

グスターボ・ドゥダメル率いるロスアンゼルス・フィルハーモニックが演奏する、オール・ジョン・ウイリアムズプログラム。
2019年3月21日にNHKホールで聴いてきた。毎年行われるNHK音楽祭の一環の公演だ。

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NHKホール玄関わきに、ドゥダメルとウイリアムズの写真とプログラム。
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玄関
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ホワイエには歴代のNHK音楽祭出演者の紹介がディスプレイされている。
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会場に入ると多くのメンバーがすでにステージに。ポップス系のプログラムのせいか、奏者もスタッフも全員黒ずくめの服装だ。いかにもアメリカっぽい。
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プログラムを改めてみると、ジョン・ウイリアムズの曲がいかに私たちに入り込んでいるかというのがよくわかる。
ロスアンゼルス・オリンピックのファンファーレとテーマを聴くと、あのイベントの光景が雰囲気として湧き上がってくる。
未知との遭遇、ジョーズ、ハリー・ポッター、E・T、インディ・ジョーンズ、スター・ウォーズなどなど、ワクワクする音楽と共に映画のシーンが甦ってくる。
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ドゥダメルはすごく小柄な印象。
ロスフィルの金管はすごかった。ホルン8本、トランペット5本、トロンボーン5本、チューバという編成。ただ、NHKホール2階の一番後ろという席の関係か、肌に感じるようなダイナミックさは感じられなかった。私の想像では席のいちというよりもホールの違いではないかと思う。先日のオーチャードホールの包まれるような響きやいつも都響を聴くサントリーホールの突き刺さるようなダイレクトな響きのようなインパクトが感じられなかったのは残念だった。
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しかし、大好きなウイリアムズの音楽をハリウッドの本場ロスフィルのフル編成でドゥダメルの指揮で聴けた喜びは大きい。

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2019-03-17

山田和樹アンセム・プロジェクト Road to 2020

3月17日(日)、オーチャードホールで「山田和樹アンセム・プロジェクト」を聴いてきた。

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アンセムプロジェクト
https://www.facebook.com/yamakazuanthemproject/

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きっかけは東京オリンピックが開催されることだそうだ、自分にできることとして世界二百数十か国の国家を歌いたいと思ったことだという。それがアンセム(愛唱歌)を演奏することがライフワークになりそうだという。

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オーチャードホールの広いステージいっぱいに席が広がっている。バックには合唱団用の長椅子もある。

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まずは

〇ワーグナー:楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より第1幕への前奏曲
(オーケストラ)
フル編成による明るく輝かしいこの曲。コンサートの冒頭に演奏されることが多いが、すごくインパクトがある。今日もトロンボーンが4本という編成でドイツの重厚な響きを楽しめた。

〇君が代
(テノール独唱)
2階横の客席にスポットライトがあたる。そこにはテノールの西村悟が立っている。無伴奏ソロでの「君が代」。この曲は和音をつけないモノラルな旋律だけの演奏や歌がいいと思っていたが、まさにそういう形での君が代だった。

司会は江原陽子さん。おちついて、品よく明るく進行されていた。

〇J.ウィリアムズ編曲:アメリカ合衆国国歌
(オーケストラ+混声合唱)
J.ウィリアムズの編曲版。最初はシンプルに始まり、だんだん肉付けされていく。まるで映画音楽だ。

〇「コモロ連合」国家
(オーケストラ+混声合唱)
この曲、もちろん初めて聴いた。だいたいコモロ連合なんてどこにあるのだ。アフリカ大陸東沖、インド洋に浮かぶ3つの島からなる国だという。
山田和樹が90曲ほどピアノで弾いてみた各国国家のなかで一番印象に残った曲だという。
すごくいい。どこか郷愁を帯びた日本の歌みたいな感じもするが、希望に満ち溢れるすばらしい国家だと思う。

〇グラズノフ:第一次世界大戦の連合国の国歌によるパラフレーズ
(オーケストラ+混声合唱)
このグラズノフの一風変わった曲はとても面白かった。登場する国家はロシア、セルビア、モンテネグロ、フランス、イギリス(Rule Britania)、ベルギー、日本。
君が代はなんだか中国風な味付けだ。
チャイコフスキーの序曲「1812年」でのロシア帝国国歌とフランス国歌のラ・マルセイエーズが登場する。1812年は敵どうしだけど、この曲は連合軍の仲間として登場しているのが面白い。

〇武満徹:さくら
(混声合唱)
無伴奏コーラスの武満徹編さくら。すばらしくないわけがない。

〇信長貴富編曲:アンセム・メドレー
(オーケストラ+混声合唱)
沖縄からはじまりフィジー諸島、サモア諸島、オーストラリア、ハイチ、ジャマイカ、また沖縄のそれぞれの愛唱歌メドレー。世界島めぐり。

〇シベリウス:交響詩《フィンランディア》
(オーケストラ+混声合唱)
ご存知フィンランディア。有名な旋律は混声合唱が歌う。

〇プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》より「誰も寝てはならぬ」
(オーケストラ+テノール)
インタリアのアンセム。

〇ホルスト:組曲《惑星》より「木星」

(オーケストラ+混声合唱)
ラストはイギリス、というよりも太陽系を持ってきた。

〇(アンコール)蛍の光
(オーケストラ+テノール+混声合唱)
テノール独唱から始まる。英語だ。次にオーケストラとコーラスで朗々と歌われる。そして最後は混声合唱のハミング無伴奏で静かに終わる。
胸が締め付けられるようだった。

プログラムによると「構成:新井鷗子」となっている。「エンター・ザ・ミュージック」によく出演しているあの人だ。すごくいい構成だと思う。

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開演前、東急百貨店のジュンク堂で本を買った。開演まで40分ほどあったので、レストラン街の珈琲店トップで買った本を読みながら時間調整。

Book
最近は、WordPressの勉強に迫られているので・・・



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2019-03-09

大澤美穂ピアノリサイタル

2年ぶりの大澤美穂さんのピアノリサイタルを聴いてきました。
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会場は前回と同じ王子ホール。銀座三越の裏手にあります。

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ショパン-----------------------------------------------------------
ワルツ 第2番 Op.34-1「華麗なる円舞曲」
前奏曲 Op.28-15「雨だれ」
舟歌 Op.60
マズルカ 第45番 Op.67-4、第41番 Op.63-3
即興曲 第4番 Op.66「幻想即興曲」
ポロネーズ 第6番 Op.53「英雄」
モーツァルト----------------------------------------------------------
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 KV573
ラヴェル-----------------------------------------------------------
クープランの墓(プレリュード、フーガ、フォルラーヌ、リゴドン、メヌエット、トッカータ
アンコール-----------------------------------------------------------
ショパン:ノクターン第2番
ショパン:子犬のワルツ
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今回はショパンを集めたセカンドアルバムリリース記念ということで、前半はそのCDからショパンを、後半はモーツァルトとラヴェルという興味深い構成でした。
大澤さんのコンサートはいつも、曲合いにご自分で解説をお話くださるのも楽しみ。
ショパンにどうしてモーツァルトとラヴェルを組み合わせたかという理由も話されていました。ショパンとラヴェルはモーツァルトの音楽を敬愛していたそうです。また、ショパンとラヴェルはおしゃれで有名。モーツァルトはおしゃれかどうかわからないけど、作る曲にこだわりをもっていたことが通ずるところとのこと。

大澤さんの演奏はいつもと変わらず、温かみと柔らかさに包み込まれるような演奏でした。

・2017-02-25「大澤美穂ピアノリサイタル」
http://guiter.cocolog-nifty.com/bare/2017/02/post-6141.html
・2016-03-05「ラファエル前派展」と「大澤美穂ピアノリサイタル」
http://guiter.cocolog-nifty.com/bare/2016/03/post-e631.html
・2007-11-16 『大澤美穂』ピアノリサイタル
http://guiter.cocolog-nifty.com/bare/2007/11/post_1fce.html
・2007-12-24大澤美穂クリスマスコンサート
http://guiter.cocolog-nifty.com/bare/2007/12/post_d8fe.html
・2008-04-06 大澤美穂ピアノリサイタル『春の響き』
http://guiter.cocolog-nifty.com/bare/2008/04/post_764c.html
・2010-12-04 大澤美穂ピアノリサイタル
http://guiter.cocolog-nifty.com/bare/2010/12/post-3213.html

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2019-02-28

日下紗矢子~ヴァイオリンの地平4 近現代~

昨年、NHKの放映で知った日下紗矢子さん。女性でありながらベルリンコンツェルトハウス管弦楽団のコンサートマスターに就任。そして同室内オーケストラのリーダーとしてステージに立つ姿、演奏、弾きこまれてしまった。

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数年前からシリーズで開催されてきたという<日下紗矢子 ヴァイオリンの地平>の今回は第4回、最終回という位置づけのコンサートだ。

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会場はトッパンホール。いつも飯田橋駅から歩いていたのだけどちょっと遠い。それで地下鉄春日駅近くから出ている文京区のコミュニティーバス「B-くる」で向かうことにした。100円をSUICAで支払い、4停留所目で降りる。

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トッパンビルに到着。

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開演まで少し時間があったのでエスカレーターを上がった2階のカフェでビールを流し込む。

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トッパンホールは美しく明るい。木のぬくもりが心地よいホールだ。

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プログラムは「近現代」のタイトル通り、ウェーベルン、バルトーク、シュニトケ、アダムズとそうそうたる作曲家による曲が並んでいる。
冒頭のウェーベルンの断片的な音の間の沈黙の長さに戸惑いながらも、4曲それぞれ新鮮な気持ちで聴くことができた。

アンコール --------------------------------
ミヒャエル・フォークト : Genoveva v. St. für Sayako Kusaka
J.S.バッハ : ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 BWV1023より 第2楽章 アルマンド
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アンコールの1曲目はベルリンコンツェルトハウスオーケストラのチューバ奏者(?)のフォークとが頼みもしていないのに日下のために書いて、細部を二人で仕上げたという世界初演(笑)の曲。
そして最後がバッハ。一気に緊張が解きほぐされた。



終演後、薄暗くなりかけた中、もう一度B-ぐるバスに乗り込み、椿山荘、護国寺、小日向、茗荷谷、小石川植物園などを車窓に臨みながら、延々と1時間ほど文京区内をドライブして春日駅に戻った。

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2019-02-09

都響プロムナードコンサート No.381

昨日早朝、見附市を出たときはうっすらの雪が積もっている状態。県境の魚沼や湯沢の国道は除雪車が活躍していた。

群馬に入るとやはり関東、明るい朝日が車内に差し込み、心も関東モードになってゆく。

しかし、一夜明けた今朝、都内はうっすらと雪が積もり、小雪がちらついていた。
うーん、と思ったが、今日の都響のプログラムを思い浮かべたら、すこしほっこりしてきた。

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通いなれたサントリーホール。正面入り口をエスカレーターで上っていく。

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今年になってからは初めて訪れることになる。

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アークヒルズ・カラヤン広場

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周囲の高層ビル群の中のオアシスのような立地

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指揮/小泉和裕
ヴァイオリン/川久保賜紀
東京都交響楽団(コンサートマスター:四方恭子)
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シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47
チャイコフスキー:交響曲第1番ト短調 op.13《冬の日の幻想》
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この小雪舞う天候にうってつけではないだろうか!
フィンランドの厳しい自然を思わせるシベリウス、チャイコフスキー本人がつけたといわれる《冬の日の幻想》!

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シベリウスのヴァイオリン協奏曲。真っ赤なスレンダーなドレスに身をまとった川久保賜紀は身が引き締まるような演奏を聴かせてくれた。
それとは別な話だけど、この曲でちょっと不思議な体験をした。ステージに向かって左上あたりから時折壊れたトランペットのような、のこぎりで弾いたバイオリンのような「ジーン」というような音が響いてくる。その時のステージ上を確認すると、金管楽器で音を出しているのはホルンだけ。音がするたびに確認したが、ホルンであるという確信が。すると音が止まった直後、弱音器を外す姿を確認した。それにしてもステージから一番遠いであろうこの席にダイレクトにこんな音が聞こえるなんて、どういう音響の流れに乗ってきたのだろう。

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コンサートは午後2時からからだったが、1時前に溜池山王駅に到着した。
構内にあるカフェカルディーノに立ち寄り、軽いランチ。
マルガリータバゲットとアンチョビのモッツァレラバゲット。

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卓上に備えてあるオリーブオイルやバルサミコ酢、ハーブソルトなどをかけると美味だった。

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