カテゴリー「トレード」の53件の記事

2009-10-07

クリック難民のゆくえ

クリック証券が株式売買手数料の大幅値上げをしてごく普通の証券会社に成り下がった結果、株式の大口トレーダーがぞくぞくとクリック証券から資金を引き揚げているようです。私の知り合いのトレーダーも何人か知っていますし、クリック証券のトレードアイランドを見てもあきらか。

そんな中(決して大口トレーダーではありませんが)私も先月末にクリックにさよならを告げ(告げてないですけど)次なる証券会社に移動しました。

■自分のトレードの特徴

・毎日数十銘柄トレードする。
・すべて日計り
・発注スピードが命なので、軽快に自動売買ができる
・資金効率を上げるために余力一杯にポジションを持つ

■証券会社に求める条件

・数千万オーダーの約定に対する手数料が安いこと(2~4千円程度)
・信用保証金率が低いこと(30%程度)
・PCからプログラムで高速発注ができること

■候補証券会社と評価(手数料は1日の約定5000万円と仮定)

・立花証券
 手数料:1,700円
 保証金率:40%
 自動売買:未検討
 △→手数料は最安だが保証金率が高いのがネック

・岡三オンライン証券
 手数料:2,800円
 保証金率:33%
 自動売買:携帯サイトはAgent偽装が必要。PCサイトで実現する必要あり。
 △→保証金率は惜しい。もう一声あげて30%なら。PCサイトで1秒発注が実現したとの報告あり。顧客の声に耳を傾ける姿勢は好感。今後も期待して見ていく。

・リテラ・クレア証券
 手数料:3,150円
 保証金率:30%
 自動売買:携帯サイトで可能
 ○→すべてにおいて及第点なのはここだけ。少し残念なのは自動売買において、サイトアクセスのセッション管理が厳密なので、ショートカットアクセスができずに画面遷移が多くなってしまうこと。

 ちなみに手数料が安いというイメージのSBI証券は21,800円もかかるし、値上げ後のクリック証券も15,855円かかる。とてもじゃないけどこんな金額毎日払ってられません(笑)

 それで、私はリテラ・クレア証券で今月からトレードを開始しています。ExcelシートとVBAを組み合わせた自動売買ツールの発注部分をクラス化してあったので、クリック証券へのアクセスクラスを新たに作成したリテラ・クレア証券へのアクセスクラスに切り替えるだけで移行OK。

トレード環境がどのように変化したかというと・・・(旧クリック証券→リテラ・クレア証券)

・手数料(5000万として) 1,800円→3,150円
・トレード量(保証金率) 同じ
・新規建て発注に要する時間 約0.5秒→約1.0秒
・約定結果の整理 CSVファイルでダウンロードして一覧シートにインポート→Webスカルピングで取引結果を取得してシートに設定

 今のところこんな感じ。注文スピードが少し遅くなったことによるトレード結果への悪影響はありません(検証結果に近い運用結果が得られている)

 ちなみにリテラ・クレア証券では今信用口座を開設した客に対しては12月まで手数料全額キャッシュバックキャンペーンをやっているようです。私は先月開設したので11月まで半額キャッシュバック適用中。

 また、クリックが手数料上がったというのは一日定額コースでの話なので、大口客でも数少ない銘柄に大きなポジションを持つタイプのトレードの場合は、約定金額に寄らず1約定150円(往復300円)となり、ものすごく有利です。私みたいに多銘柄取引するタイプですね、今回のクリック難民は。

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2009-09-05

「ザ・タートル」~投資家達の士官学校~

「ザ・タートル」~投資家達の士官学校~ マイケル・コベル(日経BP)

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リチャード・デニスが行った「訓練によってトレーダーは育つか」という実証実験の全貌を描いた本。同様の本にカーティス・フェイスの「タートル流投資の魔術」がありますが、この2冊はまったく違う切り口で書かれています。

カーティス・フェイスはタートル集団の一人として、この実験を見つめています。そして本の内容はシステムを構築するためのテクニック的な話が中心。
一方、マイケル・コベルのこの本は第三者が直接タートルメンバーや関係者にインタビューしたり、資料を調査した結果を軸に、包括的にタートルの実験を描いています。

デニスが実験を行うに至った経緯、募集広告とそれに応募した人たち、選考過程、研修、実際の運用と話は進んでいきます。タートルのトレード手法についても一章をさいて詳しく解説していますが、あくまでもタートルのメンバー一人一人がどう考え、感じ、行動したかを描いているのです。

全体的に興味深かったのですが、特に終盤にかけての章で、タートルの実験が終了してからのメンバーのその後の状況については圧巻。デニスのもとでトレードをしていたときは莫大な利益を上げていたメンバー達、自由の身になるとなかなかうまくいかなくなるんですね。その辺の話はトレードの精神論の話を聞くよりかなり身につまされます。

タートル達はデニスから資金を提供してもらって、訓練で教わった通りトレードを行い、利益は10%もらえ、損失についての責任は問われない、という夢のような待遇でトレードを行ったわけですが、その結果デニスの儲けよりもタートル達がたたき出す儲けの方が安定して大きな利益を出すようになったそうです。それどころかデニスが大きな損失を出したときもルール通りに行動していたタートル達は変わらず利益を出し続けていたということですので、エッジに沿った継続的なトレードがいかに強力かということが実証された実験ともなったんですね。

カーティス・フェイスについての言及が何カ所かに出てきますが、カーティスはコベルがこの本を出版することを声高に批判しているそうです。理由は書いてありませんが、カーティスが自分の本で書いている状況と、コベルがこの本で書いているカーティスの位置づけがかなり違っていることは確かです。その辺も比較しながら読んでみると面白いと思います。

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2009-08-25

餃子を美味しく焼くための方程式~小林芳彦~

すいません、これはトレードに興味がある方しかウケないと思います。

小林芳彦氏と言えば外為ゼロ(JFX)の社長で、毎日なかなか本気のコメントを出していてファンが多いと思います。

その方が「餃子を美味しく焼くための方程式」というオンデマンドセミナーをヒロセ通商のWeb上でやっています。

・LION FX オンデマンドセミナー
http://hirose-fx.co.jp/landing/seminar_lion/
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まず、どうしてヒロセ通商で餃子の焼き方を解説しているかというと、この会社はキャンペーンを毎月やっていて取引量に応じていろいろな商品をプレゼントするんです。7月のキャンペーンが王将の餃子だったということで、たかだか5万通貨の新規建てをやると王将餃子50個が送られてきます。

そして、どうして小林氏が講師をやっているかというと、ヒロセ通商がJFXに増資して子会社化したので、ヒロセ通商にも相場コメントを配信するようになったからです。

そして、問題のどうして餃子の焼き方を小林氏が話すのか!ということですが、わかりません! たぶん小林氏自身が餃子の焼き方にこだわりがあるのでしょう。話し方がいつもの相場解説と同じように熱がこもっていて、かつばか丁寧でしたから。

ちなみにこの焼き方は基本はためしてガッテンで昔やったやりかたと同じですが、小林氏のこだわりのアレンジがあちこちにちりばめられていて必見です。

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2009-08-23

UHGトレーディング・エキスポ

UHG主催のセミナー「トレーディング・エキスポ」に行ってきました。

UHGは商品先物の会社ですが、セミナーの題材はFX、株式、株先など幅広くやってますね。商品だけだと人を集めるのが難しいのでしょう。商品先物会社は苦しい時代に入っています。

この「トレーディング・エキスポ」は3人の講師が1時間半ずつ話をするという、パンローリングなどがよくやるセミナーまつりみたいな位置づけです。この日の講師はいちのみやあいこ、山中康司、若林史江の3人でした。

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■いちのみやあいこさんの話

 いつものようにシステムトレード入門という位置づけの内容でした。

・システムトレードとは
・システム例(3連システム)
・システムのポートフォリオ
・資金管理の重要性と具体例

このような内容でしたが、なかなかしっかりした内容で聞き応えがありました。

いちのみやさんといえばダウ逆張りの本を出して、いろいろと言われていましたが、今日の話の中でもご本人が何回かそのことについて触れられていました。「本を出してから陰日なたににぼろくそに言われる。本のおかげで機能しなくなったって。その後の損益曲線を見てください。勝率50数パーセントのシステムはこんなものなのがわかってないんですよ。」って、とても悔しそうでした。
私自身もあの本1冊でダウ逆張りエッジがだめになったとは思えない。近年機能しにくくなった(それでもエッジは続いていますが)のはもっと別な要因だと想像します。

数年前に聞いたセミナーと同様、とても丁寧に話され、好感が持てました。

■山中康司さんの話

 山中さんは主にFXでのシステム、テクニカル分析、検証などで有名な方です。ちょっと早口ですが、明快に具体的にお話をされるので私は好きです。また、特にテクニカル分析に関して知識が豊富で、関連サイトはよく参照しています。

この日の内容は以下の3つでした。

1.商品先物によるシステム売買
2.フィボナッチ・ゾーンと確率によるトレード
3.アストロサイクル(さわり)

1は完全システム売買の紹介です。2年前に公開したルールということですが、まったくそのままの形でその後2年間の検証結果を交えてお話をされました。非常にシンプルな、しかし明確なルールですがPFが2.0を維持しているのはすごいです。デイトレでなく日足ベースなので板の薄さもそんなに影響がないと思われます。

2はフィボナッチ・ゾーンという考え方で過去10年間の日中の値動きを確率表にして、デイトレの補助情報として使おうという話でした。これはシステムのフィルターとしても使えるかもしれません。

3のアストロサイクルは山中さんお得意の占星術、つまり星の運行にからめて相場の動きを分析するというお話のさわりを話されました。これに関して2年ほど前にご自分の意見を言われているのをきいたことがあるのですが「トレードに有効に機能することが確認できるのであれば何でも利用しますよ。」と言われていました。私もそう思います。ようは儲かれば良いんです(笑)

■若林史江さんの話

 つい2ヶ月ほど前に話を聞いたばかりで、今日もだいたい同じような内容のお話でした。

・年足で2年陰線の場合、3年目は上ひげが長くなりがち。ということは今年後半はいったん調整する可能性が高い。
・マスコミなどの雰囲気に流されずに冷静に行動しよう
・大型バブル崩壊13年の波について
・日本の80年代後半と同じ道を歩む中国の今後
・今、資源に投資する

 あいかわらずスタイルよく、株式の話をしているのが不思議に思えきます。

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2009-08-06

『天才数学者はこう賭ける』

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天才数学者はこう賭ける
~誰も語らなかった株とギャンブルの話~

この本、2年ほど前に購入して一度読み始めたんですけど、冒頭、あまりにも退屈でそのままほっぽってしまっていました。最近の世の中の状況も一段落してきたこともあり、この本を思い出して再度チャレンジしました。

このところのサブプライムショック、リーマンショックで数多くの金融破綻が現実のものになっていきました。それらに共通していわれてきたのが「レバレッジ」という言葉です。
レバレッジはてこという意味ですが、2通りの使い方を想定します。ひとつは少額のお金で大金を動かすこと。もう一つは人の知り得ない情報で他人からお金を巻き上げること。後者は正確にはレバレッジではなくエッジなのですけど、ここではレバレッジという言葉を適用します。

この本ではこの2つのレバレッジを理論としてだけでなくギャンブルや投資に実際に実践してきた数学者達を描いています。

■ケリー基準
この本の中で一貫して出てくる話題はケリー基準あるいはケリー方式と呼んでいる理論です。これはある元手の資金があった場合に、どのようにすれば破産せずかつもっとも資金を増加させることができるかという考えを示したもの。これをめぐって、実際にブラックジャックで実践したり、理論的に間違いだという反論があったり、金額が増えるだけが効用ではないという方面からの指摘があったことが述べられています。
ですが、結論としてはケリー方式の中で重視される資金の増大よりも、「破産せず」ということがキーになってくるんですね。この本が出版されたときはサブプライムショックが始まる前でしたけど、いくら儲かる手法でうまくやっていっても破産してしまったらそこで終わり、ということは何も変わってない最重要なことなんですね。
もう一つケリー基準でキーとなるのは、エッジのあるときだけエッジ分の賭け(投資)を行う。ということです、これは破産しないことと根は同じことを言っているのですが、逆に言うと「エッジがなければ儲からない」と言っています。

■ソープ、シャノン
この本には実に多くの登場人物が出てきます。数学者はもとよりそれらの奥さん、マフィア、検事、経済学者などなど。しかし一貫して登場するのはクロード・シャノンとエド・ソープの二人です。この二人は数学者でもあるのですがギャンブルや投資の実践家としての功績に目を向けています。特にソープの実績はものすごい。ブラック・ジャックの必勝法をラスベガスで実証して見せたかと思うと、その理論を「ディーラーに勝つ」という本で出版したり。ヘッジファンドを立ち上げて長年にわたってすごい実績を継続させたり。「本業はなに?」という感じですね。
シャノンも「シャノンの魔物」と言われる必勝法を公開したりと余念がなかったようです。シャノンと言えば情報工学で「シャノンの定理」が真っ先に出てくるほどの人なんですが。

■翻訳?原著?読みにくい
そんなごったな内容が次から次へと出てくる本なのですが、これはレビューしている人の誰もが言っているように、とにかく読みにくい本です。私には翻訳が悪いのか原著がそのように読みにくいのか判断がつきかねます。
冒頭の競馬のノミ屋への情報通信をめぐるマフィアの暗躍の話(2年前はこれにノックダウンされました)、あまたある登場人物に関する家族や私生活の話、あることを説明するのに状況説明もなしにまったく関係ないと思われるような話題から始める筋立て、いずれも辟易します。余計なところはそぎ落としてシンプルに書けばもっともっと楽しめる本なのになあと思わずにはいられません。

■まとめ
この本からケリー基準についてあらためて考えさせられました。「いかに儲けるか」「いかに破産させないか」の両輪をミックスさせたのがケリー基準なのです。実践する場合はいろいろとバリエーションを加えて行う必要がありますが、基準の意図するところは知っている必要があるでしょう。そんなケリー基準の思想を理解するための本だと思います。

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2009-08-03

東穀のみつばちと人形町せともの市

今日8月3日から5日まで水天宮交差点から人形町交差点にかけての人形町通りでせともの市が開かれています。それに協賛してか、東京穀物商品取引所(東穀)で見学会が行われているので行ってきました。3日間は毎日11:00、13:00、14:00に30分の予定で実施されます。

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東穀の玄関。建物自体はギリシャ建築風の柱をあしらったりっぱなものです。

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受付を済ませて、時間まで展示ホールを見学。取扱商品(大豆、小豆、トウモロコシ、コーヒーなど)についての説明、お土産用グッズ、界隈の歴史などの展示があります。ここは普段でも自由に見学可能(あまり面白くないけど)。

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まず5階に上がって立ち会い所の見学。立ち会い所と言っても画面が並んでいるだけのオペレーションルームですね。説明によると、穀物商品取引は日に数回の板寄せで取引が行われ、スクリーンの前の方が値を上げたり下げたりとキーボード操作しているとか。自動じゃないんだ。

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上の大型スクリーンには現在の取引会社名と現在出している注文枚数が売り買い別にリアルタイムで表示されていました。やはりかなり枚数が少ないようです。

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さて、7階に上がり屋上に出るとそこには小さな社が。魁(さきがけ)神社と言って、江戸時代からこの地にあり、明治からの穀物市場内に鎮座してずっと見守ってきたとか。もちろんお参りしてきましたよ(笑)。

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次は同じ7階にある今日のメインイベント「日本橋ミツバチ・サロン」の見学。会議室風の部屋から硝子越しに向こうの内庭にあるのはミツバチの飼育箱で、白い防護服の方が1枚を出してくれました。蜂がうようよとびまわっているのに素手でさわってます。実際手のひらなどにたくさんのミツバチがついています。なんでも愛情を持って接しているとミツバチたちもむやみに刺したりしないということで今まで一回も刺されたことはないそうです。
ちなみに、この防護服の人は東穀広報部の方(女性)で、自分たちで世話をしているということです。
銀座ミツバチプロジェクトをご存じの方は多いと思いますが、そこと縁あって始めたそうです。ミツバチの生態をいろいろと話していただきおもしろかったですよ。ミツバチって日に10回~20回程度蜜を取りにいくのですが半径3キロほど飛び回るそうです。それでよくこの小さい巣箱に戻ってこれる!えらい!

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1階に下りて東穀ホールの見学。ここはコンピュータによる立ち会いが導入されるまで、実際に取引員が集まってせりのように売買を行っていた(場立ち)部屋です。5階のコンピュータルームにその機能が移ったので、現在はイベントなどに利用されています。毎月コンサートや落語の会が開かれていて地元の方に親しまれています。

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外に出ると人形町通りのせともの市は大勢の人で賑わっていました。

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2009-07-18

システムトレーダーオフ会

昨日、システムトレーダーばかり5人集まったオフ会に参加してきました。

声を掛けてくださった方は、マルチファクターモデルをやられていて、ブログにもいろいろ書かれている方で、ブログ記事でオフ会を呼びかけられたわけです。それに4人が手を挙げて今日のオフ会となりました。

システムトレーダーが集まるというのも特別な何かがないとなかなかないのですが、それもマルチファクターモデルを実践したり興味を持ってる方々ばかり集まるというのは、非常に貴重な機会でした。

それぞれに、うまくいっている点、苦労している点、今までの経緯などを話し合って、あっという間の4時間でした。

それにしても予想はしていたのですが、5人のうち最年長は私で、他の方は20代~30代前半と、ギャップありすぎです。

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2009-06-20

若林史江&中村うさぎ

USSひまわりのセミナーは実にいろいろな人を繰り出してきます。先日はフェアリー氏のセミナーでの驚きを書いたばかりなのですが、今日はなんと若林史江さんと中村うさぎさんのセミナー!

時々見る夕方5時からの東京MXTV「5時に夢中」でのレギュラーなので妻もなじみがあったことと、徒歩5分の東京穀物商品取引所が会場だったこともあり、土曜の昼下がり散歩がてら二人で聞きに行ってきました。

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前半は若林さんが株式トレードに関するお話。列挙すると・・・

・株式だけをやっている人でも為替、商品の動向は気にしよう。
・自分のリスク許容度に応じて、その時点で取り得るロングorショートポジションを見極めよう。
・株式相場の動きは2回ある。期待による動きと実態による動き。どちらか見極めよう。
・2012~13年くらいに世界は本格回復への動きを見せるだろう。
・年足で2年陰線の場合、3年目は長い上ひげになることが多い。今年がそれにあたるので、夏過ぎまで上昇しても年末に向けては調整になるだろう。
・政府の月例報告は後で検証すると相場の動きを先取りしていることが多い。
・ジム・ロジャースがマスコミのインタビューに答えていっていたことがおもしろい。
 記者:「景気後退をどのように考えますか?」
 ロジャース:「景気後退のどこが悪い?森林火災のようなものだ。そこからまた新しいものが再生し、次への成長へとつながっていく。」

あと、時間切れでしたけど、チャートの見方なんかも話したそうでした。オシレータなどの指標は使わず、トレンドラインや抵抗線・支持線、移動平均乖離など、投資家の心理を基本的な見方から読み解こうというスタンスのようです。

感想としては、この人は結構苦労しているな、という感じ。フェアリー氏と対極にあるようなキャラクターですが、いっていることは同じという印象です。なかなか面白かった。

後半は中村うさぎさんが加わって本音トーク。いきなり「二人はのみ友達」から始まって、明け方まで飲んで新宿二丁目の路上で寝転がっていたとかいう話に・・・

こちらもいくつか言葉を列挙して雰囲気を感じてもらえれば。

若:(うさぎさんが一部のセミナー内容を見て「本当にトレーダーなんだ」といったのを受けて)
 「自分のまじめなところを見られるのは恥部を見られているようだ」
若:若い頃金融関係の集まりに行くと「おまえに何が出来る」というような感じで最後まで相手にしてもらえなかった、という体験をして「なにくそ」とトレーダーの勉強を始めた。それが未だに原動力です。
う:どんなバカなことをやってもいい。結果として教訓が残ればそれでいい。
若:株をやっていて自分のためになっていることは、常にリスクとリターンに向き合って、自分のとりうる行動を考えることができるようになったところです。
う:欲望のまま生きてきて我慢ということは知らないようだけど、トイレだけは我慢できる。
う:男への投資はもっともリターンが少ない。

こんな雰囲気でした(笑)

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2009-05-23

Fairy氏トレードセミナー

USSひまわりグループ主催のFairy(フェアリー)氏トレードセミナーに参加してきました。

http://uss-group.co.jp/seminar/sem20090523_nbd.html

フェアリー氏は先物チャンピョンシップで元資金を10倍に増やして優勝した方です。

http://www.trade-pro.jp/cx/championship/history/index.html
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=9784775990032

■こんな話を聞きに来たわけじゃない

拍手で登場したフェアリー氏はどことなくたよりなくとぼとぼと演台に歩いてきました。そして何か話し始めたのですが、ボソボソ・・・ボソボソ、何話してるかわかんな~い(笑)

担当の方がマイクボリュームを上げてやっと聞き取れる程度になったけど、それにしてもセミナー講師でこれほどぼくとつにお話しされる方は初めてでした。

肝心の内容なのですが、資料をざっと見た限り、トレードの基本スタンス、例えば、

・ポジションはロスカット額によって決めて決して持ちすぎないこと
・デイトレは逆張り、ポジショントレードは順張り
・長い時間枠で流れをつかみ、短い時間枠でタイミングをつかむ
・予定していたエントリーポイントを仕掛そびれても不利なポジションは持たず、次の機会を待つ

というような、ごく基本的な事項の説明を長々と話されました。後半はガソリンや灯油などのチャートを示しながら「ここが抵抗線で、ここで割れたので売参入です」「このレジスタンスラインは日足で何回か跳ね返されているところです」と、見ようによっては後付けのポイントを、これもたらたらと流しているだけ。

私自身もそうだったのですが、「こんな話を聞きに来たわけじゃない」って、ちょっと腹が立ってきました。会場の人はちらほらと途中で席を立って帰る人が目立ちます。

■でも・・・待てよ

話を聞いているうちに気持ちが変わってきました。自分自身としては特に目新しいことは何一つなかったのですけど、フェアリー氏はコンテストで実際に3回も優勝している実力の持ち主で、ブログで好き放題書いているどこの誰だかわからない人ではありません。

そんな実力者が「私がやっていることはこれだけです」と本当に基本的なスタンスばかりを話されているということは、「トレードに真に必要なのは特殊な知識や技術ではなくて、基本だけで十分なんだよ」と暗にいっているのではないか、と思えてきました。

そう思うと、新しく得られた知識はなかったけれど、トレーダーとしての心構えの基本さえ外さなければ成功するんだ、という確証を得られました。

■質問タイム

そんな地味な内容だったのですが、質問タイムでは結構質問する方がいました。中でもおもしろかったのは「自分はExcelが苦手なんだけど、どうやったら検証を出来るようになりますか」と食い下がってフェアリー氏を困らせた人でした(笑)。最後にはUSSひまわりの担当者に「口座があるお客様であれば対応いたします」と言わせてしまった。

■偶然

セミナー受付で番号札を渡され指定された席に着いたのですが、隣に座った人に見覚えが・・・ ああ、XXさん!

なんと知り合いのトレーダーが偶然隣の席になりました。もう1年くらいお会いしてなかったのでびっくりするやらでした。

セミナー後、お茶を飲みながら2時間くらいいろいろな話をしましたが、実に楽しかった。FXやCFDの話は新鮮でした。

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2009-02-16

システムトレードスペシャルセミナー

久しぶりにトレードセミナー行ってきました。それも、以前「もう行かない」って思ったパンローリングのお祭り的イベント。

千駄ヶ谷駅前の津田ホールで12:00開演でした。

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1.津島式 絶対客観式トレンド計測法(津島朋憲)
2.日経225的FXの検証(西村貴郁)
3.システムトレード、アイデアと実践(一角太郎)
4.シンプルなモデルと安定したポートフォリオ(池田悟)
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■1.津島式 絶対客観式トレンド計測法(津島朋憲)

津島さんの話は天底を客観的に(テクニカルに)とらえて、トレンドを計測できないかという意欲的な試みでした。天底を定義するのはトム・デマークのTDラインが有名ですが、考え方はそれと似ています。6個の天底をパターン化してトレンドを定義するという内容です。(お話ではラリー・ウイリアムスの「短期売買法」にヒントを得たということですが)

内容は意欲的だったのですが、あまりの数字の洪水でほとんどイメージがわきませんでした。最後はオプションへの応用にも言及していられたので、もっと時間を取って、具体的な結果を盛り込みながらゆっくり話を聞いてみたいものです。

■2.日経225的FXの検証(西村貴郁)

西村さんはウエスト・ヴィレッジ・インベストメントの社長さんです。トレードシステムを大々的に商売にした草分け的な方ですね。

通常システムトレードは日経225先物を対象にすることが多いのですが、そのシステムルールをFX(USD/JPY)にそのまま適用したらどうなるかという切り口の内容でした。

結局は最近のこの会社の商品である「ラリー・ロボット」の宣伝に結びつくというお話だったのですが、それにしても興味深かったのは、通常FXトレードは24時間取引を前提に考えますが、225先物に会わせて9時~15時10分の時間帯でシステムを適用したことです。なかなか考えつきませんね。こういう切り口が考えられるということを知っただけで得した気分でした。

話の結論としてはウップスを日経225先物に適用し、そのドローダウンの補完にUSD/JPYも同様にウップスを適用するというものでした。

それにしても西村さんは話の骨格を常に確認しながら論理的にストーリーを進めて行かれる方ですね。しかし話し方がテンション高くて、ちょっと疲れる面もあります。

■4.シンプルなモデルと安定したポートフォリオ(池田悟)

ちょっと内容が物足りないような・・・

システムのルールは値動きを利用したシンプルなものがよい、というのはわかります。だけど、例に出されたもの(とても有名なカウンタールールです)で本当に実際に運用されてるのかなあ。

それと以前から池田さんの本や話で言われているんだけど、最近調子にいいルールに乗っていけと言われても、いつどのように調子がいいと判断して乗り換えていけばいいのか言及されていないんです。今日もそうだった。

■3.システムトレード、アイデアと実践(一角太郎)

今日の4名の講師の中で一角さんのお話がピカイチでした。

一角さん自身の大負け経歴などの話をからめてトレード心理が前半でした。よくあるような陳腐なシステムトレード心構えのような内容でなくて、余計なものは見ない、他人に悪影響を与えるようなことは言わない、シストレキラー(笑)のいうことは聞かない、などとうなずくことの多い内容でした。

そして、中盤からシストレの具体的な話に入っていきます。

面白かったのは「ネタ帳」でした。シストレのネタ帳を作りなさいと、ご自分のネタ帳の内容を紹介されていました。トレードのエッジというものは基礎的な分析から導き出せる他に、ちょっとした思いつきや本を読んでピンときた事柄などから発見されることも多い。それらを忘れないように必ずメモしておこうということです。

次に商品先物の具体的なルールをひとつ。C-Trendという手法ですが、とうもろこしなどの板寄せ銘柄にのみ適用できる手法のルールを話されました。長年機能しているそうです。

最後に日経225先物、TOPIX先物のシステムですが、レンジブレイクアウト+勝ち逃げパターンのシステムを紹介されました。これは大きく勝たなくてもいいからこつこつと勝ち続けるというコンセプトで作り上げたものと言うことです。このコンセプト好きだなあ(笑)

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協賛がひまわり証券とFXCMでしたが、FXCMの「らくちんFX」っていうやつ、面白そう。デモ取引で遊んでみようかな。

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