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2002-06-30

東京散歩No.041 東京探検『四谷怪談&階段』

【いくつもの坂や階段の途中に、四谷怪談で知られるお岩稲荷と水かけお岩地蔵があるコース。住宅街の中の細い道を通り抜けながら何度も曲がるので、迷わないよう注意。】所要:1時間
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より

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坂町、荒木町、舟町、愛住町と言っても一般にはあまりなじみがないですよね。(荒木町は旧花街として有名ですが)
     これらの街は都営新宿線の曙橋駅と、丸の内線の四谷三丁目駅に囲まれた一角で、新宿区の古い住宅街です。
     今日のコースはこれらの町に残るたくさんの階段めぐりをすることと、四谷三丁目を抜けて四谷怪談のお岩稲荷を訪ねるのが目的です。

曙橋・防衛庁・坂町周辺

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都営新宿線曙橋駅が出発点です。
 まず新宿と反対方向に靖国通りを進んでいきます。防衛庁に沿って坂を下りていくといった方がわかりやすかもしれません。

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自衛隊前というバス停の手前で右に入ると突き当りが「階段①」です。
 階段の上り口は左手からの比丘尼坂(びくにざか)との合流点になります。

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「階段③」です。この辺はもう迷路そのものです。住んでいる人は毎日この階段を上り下りしているのですね。

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千代田教会(突き当たり左)方面へ降りる「階段④」です。この階段はわりと整備されていますね。両側の家には鉢植えがたくさん置かれています。

荒木町周辺

花街で有名な荒木町ですが、歩くのはもっぱら裏通りにある階段です。本当にこの辺は迷路のような小路が縦横無尽に通っていて、宅配便屋さんは車も乗り入れられなく台車であちこち走っていました。

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津の守坂から小路を入ってすぐの「階段⑤」です。ここから荒木町ラビリンスの開始です。

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階段⑤を降りてからしばらく地底を歩いていたのですが、突如地上に上る「階段⑥」を上ることになります。

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せっかく地上に出たと思ったらまた地下迷宮へ下る「階段⑦」です。通るのをちょっとためらったりしていますけど。
 後で得た知識ですがこの地底のラビリンスは江戸時代に松平摂津の守の屋敷だったころ人工的に作った谷というか池の跡なんだそうですね。

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車力門通りを少し歩いて荒木町の賑わいを感じましたが、今回の目的はあくまでも裏通りの階段です。ゆるやかな「階段⑧」を降りていくと当時の池のなごりの策の池があります。

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策(ムチ)の池(通称カッパ池)は荒木町の地底の迷宮の最深部です。昔は滝もあったというこの地底ですがここが唯一昔のなごりを残すところなんですね。

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策の池をぐるりと回ってまた地底から抜け出す「階段⑨」を上っていきます。

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地底から抜け出すとそこは外苑東通りです。見上げると人力車をあしらった街灯がありました。「車力門」「人力車」「花街」、通じるものがありますね。

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外苑東通りから曙橋方向を見るとひときわ高いビルが目に付きます。テレビ東京の「アド街ック天国」で四谷三丁目をやっていたとき、高級マンションとして紹介されていましたね。でも「バブルの塔」という通称の方がしたしみがわきます。

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さて、バブルの塔の横からさらに舟町方面に小路を分け入っていきます。この写真は「通っていいの?」と心配になるくらいのところで、すぐ真上には家の窓が迫っています。

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そこを通り抜けると舟町に抜ける「階段⑩」が現れました。ここを降りると荒木町とはお別れです。

舟町・愛住町周辺

新宿区の四谷や牛込地区は味わいのある町名が多いですね。郵便番号が7桁になるのなら本町とか新町とかそっけない町名に統合しないで、昔からの町名のままでもよかったのではないかと思います。
     ここ舟町、愛住町も小さな町ですが、存在を主張するような町名です。

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まずは「階段⑪」です。この広い階段を上った正面には西迎寺があります。

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この地蔵を見てください。釣竿を持っていますよね。「釣り地蔵」というのかどうかわかりませんが、ユーモラスです。
 実はここは「釣り文化資料館」という博物館の前です。あいにく釣りにはうといので中は入りませんでしたが、無料で公開しているようです。ちなみに「週間釣りニュース」の社屋でもあります。

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「階段⑫」です。赤いシャツの男が腰を下ろしている石は車止めです。(石に書いてあります)
 車が知らないで突っ込むと危険なので置いてあるのでしょうか。

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同じ階段です。この階段は結構人通りが多いですね。お寺や学校が並んでいる静かなところですが、四谷三丁目駅から1・2分のところですから人通りが多くて当たり前ですよね。

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「階段⑬」付近です。すっごく細いでしょう。このあたりはこんな道が迷路のように張り巡らされているのです。たくさんの階段は、そんなこのあたりで暮らしている人たちの大切な施設なのですね。

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さて、階段めぐりがひと段落して新宿通りに出てきました。すぐそこは四谷四丁目交差点です。

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ちょうどお昼になったので大阪鮨「八竹」に入りました。茶巾鮨はレンコンなどが入っていて最高においしい。食べている間も地元風の人たちが何人か買いにきていました。

お岩稲荷周辺

本日のコースの後半は新宿通りの反対側一帯です。なんといってもお岩稲荷がメインです。
     四谷三丁目の角には消防博物館があって、見たかったのですが、また今度ということで。
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新宿通りを渡ると長善寺(笹寺)への入り口があります。

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笹寺の境内にあるこの祠は何なのかわかりませんが。鳥居の看板には「出世稲荷」「金宝稲荷」というありがた~い言葉が書いてあります。お参りしないわけにはいきません。

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これは四谷三丁目交差点のすぐ脇にある水かけお岩地蔵尊です。

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左門町に入ります。外苑東通りから一本入るとこのような住宅街です。ここは夜一人で歩きたくないですね。それは道路の向こうにかすかに赤いのぼりが見えるからです。

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これが赤いのぼりの場所、お岩稲荷(田宮稲荷)です。このお稲荷さんは縁切り、縁結びの神様だそうです。アド街ックでここの宮司さんが言ってましたけど、お岩は女性の鏡のようなつくす人だったそうです。

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この狐どことなく怖いのですけど。

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「四谷怪談お岩ゆかりの地」と書いてあります。

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こちらは道を挟んで斜め向かいにある「お岩稲荷霊堂」です。

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なにか、お化け屋敷に入るような雰囲気です。(お岩さん、ゴメン)

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幸福祈願の水かけ福寿菩薩です。

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左門町を抜けて須賀町に入ると大きな鳥居が眼に入ります。須賀神社です。

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境内を通り抜けると下り階段「階段⑭」が。そうです、まだ階段めぐりは続いていたのです。

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階段を下りたばかりですが、境内の下をぐるっと回る形ですぐに「階段⑮」を登っていきます。これが今日最後の階段です。

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須賀神社を過ぎると戒行寺坂を下っていきます。
 この先、信濃町駅まで10分くらいですが、その間には創価学会の施設がたくさん集まっていました。

 信濃町駅で今日のコースは終わりです。お岩稲荷もおもしろかったけど、やはり荒木町あたりのラビリンスや階段や坂が入り組んだ古い住宅街はインパクトがありました。

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